老化によるシワ・たるみが表れると、外見のみならず気持ちまで老けこんでしまいがちなものです。
アンチエイジング先進国である欧米では、シワ取り手術を受けること自体がステイタスであるとさえ言われています。
医療自体も日進月歩で、この"若返り"に関しては手術、注入、レーザー等いろいろな方法を組み合わせて患者さまのライフスタイルに合った治療方針をご提案できるようになってまいりました。
当院では貴女がいつまでも若々しい活力のある女性でいられるよう、ホームドクターとしてお手伝いさせていただきたいと考えております。ほほのたるみ治療をお考えのかたは、一度ご相談ください。
患者さまの希望を鏡を見ていただきながらお伺いしますと、たいていの方は両方の手指で耳前部の皮膚を後上方に引き上げ、「このようになれば満足なのですが…」と答えられます。
老化の代表的な悩みであるnasojugal fold(ほほ瞼溝)、nasolabial fold(鼻唇溝・法令線)等は手指を使って皮膚を引っ張ることにより容易に消失し、簡単な手術でそのような効果が出るわけではありません。しかし、東洋人は皮膚・皮下組織が厚くて重く、かつ骨格的にもほほ骨、エラが張り出していることも多いため、フェイスリフト効果が出にくいことが多いのです。

ほほ部におけるリフトはSMASを利用した下顔面のリフト(アゴのライン~、頚部(首)のリフト)と鼻唇溝上部からほほ部内側の中顔面リフトに分けられます。通常両部位はface lift として同時に手術されますが、中顔面においてはSMASの発達が下顔面と異なり、より手術を難しいものとしています。
中顔面においてはSMASの層に含まれる下瞼の眼輪筋は、ほほ骨骨膜から起こる大・小ほほ骨筋、上唇下制筋と層的連続性を持ちません。そのため、SMASの挙上という表現に曖昧さをもつことになります。さらに顔面神経側前頭枝の存在により側頭部からのアプローチも制限され、外側上方への引き上げが難しくなります。中顔面におけるリフト=ミッドフェイスリフトについて多くの報告がみられるのは、剥離する層、挙上すべき組織、その固定方法などさまざま可能性があるからです。

当院ではほほ骨隆起部(malar eminence)を境にSMASに対する引き上げ固定法を2つに分け、考えます。
SMAS前方部(ほほ中央部)ではSMAS plicationを行い、SMAS後方部(耳前部)ではSMASectomyを行います。
次にretaining ligamentを切離することにより皮弁の可動性がよくなり、後上方への引き上げ効果は大きくなります。しかし切開創での縫合だけで引き上げた皮膚を支えることには限界があります。切離したmasseteric ligament、zygomatic ligamentを皮弁引き上げ位置でSMAS側に固定することにより創部緊張が緩和され、傷が早期から目立たず効果の持続性改善にも役立ちます。
手技は多少煩雑ですが、その安全性、効果を考えた場合には大変すぐれた術式です。
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